離乳食が終わったら、大人と同じメニューでいいんでしょう?
私も実はそう思っていました。
ですが、調べると幼児食なるものがあるんです。
そこで、私は一体離乳食とどう違って、大人の食事とどう違うのか徹底的に調べてみることに!
今回は、幼児食と離乳食の違いや幼児食のポイントなどについて紹介します!
幼児食の献立例もいくつか載せておきましたので、どうぞ最後までご覧ください!
Contents
幼児食とは?
1歳半を過ぎるころ、子どもは母乳やミルク以外の素材の味に慣れ、食べ物を噛んで飲み込むことの基礎ができるようになります。
そうなれば、離乳食卒業です。
離乳食を卒業したし、大人と同じ食事で良いかというと、そうではありません。
離乳食を卒業したとはいえ、まだかむ力が弱く、消化器官が未発達のため、大人と同じ食事はまだ摂れません。
ですので、幼児食というのは大体1歳半から6歳ごろまでの大人と同じ食事を摂れるようになるための準備期間の食事のことです。
また、幼児食の時期というのは、主食、主菜、副菜、汁物がそろった食事になじむ時期とも言えます。
さらに、子どもが自分自身で食べることに慣れる時期でもあります。
食べることの興味や意欲を育て、食べることは楽しいことと思ってもらえるようにしましょう。
食事のたびに「早く食べなさい」や「残さず全部食べなさい」と言われてしまうと、食事の時間が嫌な時間と思ってしまうので、子どもと楽しく食卓を囲むことが大事というのを念頭に置くようにしましょう。
離乳食との違いは?
離乳食のときは、栄養は主に母乳やミルクから摂っていました。
それが幼児食になると、栄養は全て食事から摂ることになります。
ですので、カルシウムや鉄分、食物繊維の不足に気をつけて食事を作る必要があります。
幼児食の必要性とは?大人と同じじゃダメ?
将来の味覚や健康へ影響する可能性があります。
また、消化器官が未発達のため、塩分、糖分、油分を多く含んだ食事を摂ると内臓に大きな負担がかかります。
年齢ごとの1日の食事量
1~2歳 | 3~5歳 | |
穀類 | 270g | 280g |
いも類 | 40g | 60g |
牛乳・乳製品 | 250g | 250g |
卵類 | 25~30g | 50g |
肉類 | 15~20g | 50g |
魚類 | 30g | 40g |
大豆・豆類 | 35~40g | 40~50g |
野菜類 | 180g | 230g |
海藻・キノコ類 | 10g | 10g |
果物類 | 100g | 150g |
油脂類 | 5~8g | 5~8g |
幼児食っていつから?目安は?
1日3回の食事のリズムに慣れてきた
食事の大体の時間が決まっていて、離乳食がすでに完了している場合やパクパク期に入っていれば幼児食を始めてもいい頃合いです。
奥歯が生え、食べ物をしっかり噛んで食べられる
乳歯が10本以上生えてきていて、食べ物を丸呑みすることなく、しっかり奥歯ですりつぶして食べられるなら、幼児食に切り替えて大丈夫です。
自分で食べようとする
自分で手を使って食べたり、スプーン・フォークを使って食べようとする姿勢が見られるなら幼児食開始OK!
水分がコップで取れる
赤ちゃんの頃は口が上手に使えず、哺乳瓶やストローマグが必要でしたが、口を上手に使えるようになり、コップから水分が取れるようになったのなら幼児食始めてもOKなサインです。
幼児食のポイントとは?
いろいろな食体験ができるようにする
柔らかいものや固いもの、甘いもの、酸っぱいもの、塩味のものなどいろいろな味を体験することで、味覚や噛む力が育まれます。
成長に必要な栄養が摂れるようにする
不足しがちな鉄分やカルシウム、食物繊維をきちんと取り入れましょう。
一方、塩分、糖分、油分をたくさん摂ると内臓に負担がかかるので、摂りすぎないように注意しましょう。
食事が楽しみになるようにする
なるべく家族みんなで食卓を囲むようにし、楽しい雰囲気づくりに努めましょう。
その中で食事と遊びの違いや食事のマナーなども少しずつきちんと教えていくようにしましょう。

好き嫌いの対応はどうすればいいの?
苦手なものを全て避けたり、無理やり食べさせるのではなく、小さく刻んだり、味付けを工夫することで、何でもおいしく食べられるようにしましょう。
形や味を意識しないで済むように対応し、少しずつ慣らしていくようにしましょう。
それでも難しい場合は、少し時期をあけてみると良いかもしれません。
幼児食の献立例を紹介
ここで参考にしてほしいのが保育園の給食の献立です。
給食は、栄養バランスなどを考えて栄養士さんや調理師さんが作ってくれているので、家でのご飯に参考になると思います。
年齢に合わせてご飯を柔らかめに炊いてみたり、野菜の大きさを変えてみたりすると良いです。
ソイミートで作られている麻婆豆腐やブロッコリーとちりめんじゃこのあえ物など、色合いも良くて、栄養バランスもバッチリ!
家でも作ってみたいですね。
夏野菜をふんだんに使った豆腐チャンプルーやサラダがとっても美味しそうですね。
こちらに幼児食のレシピなども載っているので参考にしてみてくださいね!
まとめ
幼児食の基本から離乳食、大人の食事との違い、大切さ、進め方についても書かせていただきました。
いかがでしたか?
幼児食の時期は、食の大切さを学ぶ食育の時期とも言われています。「食」という文字は「人を良くする」とも書きますから、親子で楽しい食事の時間を作り、食べることの楽しさや大切さなども教えていってもらえたらと思います。
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