子どもが2人以上いると必ず起こるのが「兄弟喧嘩」
毎日毎日、喧嘩が絶えませんよね。
特に手や足が出始めたりすると、親としても心配になりますし、どう介入すべきか悩む人も多いでしょう。
そこで、今回は兄弟喧嘩の親の対応についてお話ししていきます。
Contents
兄弟喧嘩はあって当然!
兄弟はよく喧嘩をするものです。
仲のいい証拠なので、毎日していたとしても心配する必要はありません。
むしろ逆に、喧嘩を全くしないほうが心配になってしまいます。
よくある兄弟喧嘩の原因
- おもちゃを取った
- お菓子や大好物のおかずの量
- 貸したものを返さない
- 観たいテレビ番組争い
などなど些細なものが多いかと思います。
兄弟喧嘩にはいろんな効果が!
兄弟喧嘩は、成長の機会と捉えましょう。
具体的には、以下のような生きていくうえで大事なことを学ぶことが出来ます。
- 人との関わり方を覚える
- ルールを学ぶ
- 他人の痛みを知ることが出来る
- 手加減を知ることが出来る
兄弟喧嘩における親の正しい対応とは?(事前)
兄弟喧嘩には、親はなるべく介入しないほうがいいとは言われているものの、手や足が出たりなど、危ないことをしているときは、どうしても対応しなければなりません。
親の対応次第で、兄弟喧嘩が子どもの成長に繋げることができるかが左右されます。
そこで、親の対応の仕方について解説していきます。
喧嘩のルールを決めましょう
あらかじめ喧嘩中に絶対にやってはいけない行為、喧嘩のルールを決めておくのも一つの方法です。
我が家では、以下のようなルールを作っています。
- 物を投げない
- おもちゃで叩かない
- 足で顔を蹴っ飛ばさない
- 身体の上に飛び乗らない
- 一方的に攻撃し続けない
- 1人に対し2人以上で攻撃しない
それぞれのご家庭に合ったルール作りをしてみるといいかもしれませんね。
普段から兄弟それぞれを尊重しましょう
日ごろから兄弟を比較せずに、兄弟それぞれのいいところを見つけ、褒めて認めてあげるようにしましょう。
親がお手本を見せれば、兄弟それぞれお互いをバカにせず、尊重するようになり、喧嘩の回数も減るでしょう。
兄弟喧嘩における親の正しい対応とは?(事後・年齢別)
では、実際に兄弟喧嘩が起きてしまった後は、親はどう対応したらよいのでしょうか?
年齢によって対応の仕方が変わってくるので、年齢別にみていきましょう。
2~3歳
自分の衝動を抑えることが出来ないため、加減をすることができません。
感情の動きに合わせて手足が動きやすいため、叩く、蹴る、噛む、突き飛ばすなど危険なことをしがちになります。
ですので、親が身体で止めることが必要になります。
その上で、「○○が嫌だったんだね」と子どもの気持ちに共感し、「でも危ないからやめようね」と諭すようにしましょう。
4歳以上
ある程度自分の気持ちをコントロールできるようになり、手加減をしたり、言葉で話ができるようになります。
お互いに気持ちをコントロールできるようになってきたら、原則親は介入しないことが大切です。
手加減の仕方や喧嘩の終わらせ方を学ぶいい機会です。
ですので、危険が及ばない限りは、大らかに見守るようにしましょう。
兄弟喧嘩の仲裁のNG行為4つ!
兄弟喧嘩の仲裁はなかなか難しいものです。
仲裁する際にやってはいけないポイントをいくつかご紹介します。
参考にしてみてください。
上の子を頭ごなしに怒る
上の子が下の子に怒ったり、手を出したりするのにも、その子なりの理由があってやっています。
- 遊んでいる最中のおもちゃを取られた
- 下の子が遊びの邪魔をしてくる
などなど、よくありますよね。
「小さい子には優しくしなければならない」
「下の子はまだ小さいし、お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
などという親の理想を押し付けるのはやめましょう。
上の子が親の愛情の偏りを感じると、さらに下の子嫌いが悪化することもあるので、注意しなければなりません。
子どもの言い分を聞かない
大人が客観的に見て、どちらが悪いと判断したとしても、子どもたちそれぞれの言い分を聞かずに叱るのはやめましょう。
子どもの言い分をしっかり聞くだけでも、子ども自身も落ち着いて冷静に物事を判断できるようになり、素直に謝ることができたりします。
親が勝手にジャッジする
兄弟喧嘩に限らず、どのような喧嘩においても100%どちらかが悪いというようなことは、ほとんどありません。
ですので、親が勝手にジャッジをして、
「手を出したあなたが悪い!」
と決めつけるのではなく、子どもそれぞれに言い分をしっかり聞いて、本人たちの言いたいことをまとめ、仲直りのきっかけを作るまでに留めることが大切です。
子供たちも自分の気持ちが整理できれば、素直に謝れるようになります。
そして子供たちだけで仲直りをすることができるようになります。
謝罪を強要する
喧嘩が起きると、自然と謝罪を要求しがちですが、子ども自身が「自分が悪かったのか?」と疑問を持ちながら謝っても何も改善されません。
むしろ、「謝れば済む」と考えるようになるので、謝罪を強要するのは避けたほうがいいです。
謝罪することよりも本人が反省することが大切。
「○○に謝ってみる?」と促す程度にしましょう。
兄弟喧嘩じゃなくて八つ当たりの場合も?!
いつもよりも攻撃的・暴力的だったりする場合は、学校のことや友達のことなど、別のストレスが原因にあるかもしれません。
そのような場合は、時間を取って話をしっかり聞いてあげることが大切です。
嫌なことがあった、傷ついたなどの子供の気持ちに共感して認めつつ、
だからといって他の人にあたるのはよくないことだということをしっかり伝えるようにしましょう。
まとめ
兄弟喧嘩における親の対応について紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
人との関わり方や社会性などを学ぶことができる「兄弟喧嘩」
基本的には、親はおおらかに見守ってあげられるといいですね。
子ども同士で解決に導けるはずです。
そこから得られるものがたくさんあります。
※ただし、危険が及ぶ場合はすぐさま仲裁に入りましょう。
何が正しいと親が正論を言うのではなく、子どもそれぞれの気持ちに共感し、
まとめ役という立場でいることが大切です。
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