1歳半過ぎたのに未だに歩かない我が子。
一体いつ歩くの?もしかして何か病気があるんじゃ?
などと心配になっているママさん、結構意外と多くいるのではないでしょうか?
1歳の誕生日でおよそ50%の子が歩き出し、1歳3ヶ月では80%、1歳半ではほとんどの子が歩けるようになると言われているものの、うちの子全然歩かない!そんなことが我が家にもありました…。
しかも長男のときで、何しろ初めての子だったので心配で心配で。
ハイハイばかりがどんどん高速化していって、全く歩きたがらない。
結局は1歳7ヶ月の時に急に一人で立ち上がり、すたすた歩き始めたので、本当に目を疑ってしまいましたけどね。
息子が歩きだすまでの経過や歩く練習の進め方など、今悩んでいるママさんたちへ参考になればと紹介していきます!
Contents
全体的に運動発達が遅めだった長男
最初に見ていただきたいのがこれ↓
赤ちゃんの成長の目安が書かれています。
一方、うちの長男はというと…
- 首座り 4ヶ月
- 寝返り 4ヶ月
- ずりばい 7ヶ月
- お座り 11ヶ月
- ハイハイ 11か月
- つかまり立ち 1歳0ヶ月
- 伝い歩き 1歳3ヶ月
- 一人歩き 1歳7ヶ月
首座り、寝返りくらいまでは順調だった長男ですが、発達が遅い問題はお座りのころから始まりました…。
言葉の発達や手で物を扱ったりする発達は、大体目安通りだったのですが、運動の発達だけ周りの赤ちゃんとは比べ物にならないほど遅かったです。
生後8ヶ月ごろから支援センターに行き始めたのですが、誕生日近い子がハイハイしたり、つかまり立ちしたり、歩いたり…なんかを見ると、うちの子は大丈夫なのか?!と不安に駆られたものです。
10ヶ月検診でお座りがひっかかる
10ヶ月検診の日になっても全然お座り出来ていなかったので、ひっかかるだろうな~と思っていたら、案の定ひっかかりました。
座らせてみても前後左右へコテン。
自分で座る気一切なし(笑)
もうちょっと発達の様子が見たいからと1か月後にまた発達チェックすることに。
10ヶ月検診以降、家で毎日短時間ですが、周りにクッションを置いてソファなどでお座りの練習をするように。
そして1か月後、1分もたないくらいですが、少しはお座りできるようになりました。
一応は発達チェッククリア!
よかった、よかった…。
1歳半検診でひっかかる
お座りが出来たのも束の間、今度は全然歩かない!!!
心配の種が絶えません。
1歳の誕生日を迎えるころに一応つかまり立ちができるようになり、しばらくしてもなかなか伝い歩きしないなーと思っていたら、ようやく1歳3ヶ月で伝い歩きを始めました。
よーし、伝い歩きも結構早く歩けるようになったし、そのうち歩くかな!なんて思っていたら、全く歩かない…。
歩くどころかどんどんスピードアップするハイハイ。
普通に歩くより速そう。
支援センター連れていくと、いろんなお母さんに「ハイハイすごいですね!」と褒められる始末。

とはいえ、1歳半を迎えたとき、さすがに焦りました。
靴を買ってあげて、手を引きながら歩く練習をしてみたり、手押し車を買ってあげたりなどやったんですが、なぜか立膝で歩き始めました(笑)
外でも容赦なくハイハイor立膝歩きなので、ズボンの膝の部分が破ける破ける。
このころの洋服は全然お下がりに回せませんでした。
それで迎えた1歳半検診。
また引っかかるわーと思いながら行くと、やっぱりじゃあまた1か月後…と言われました。
一体いつ歩き出すんだ息子君!!!と本当に大分焦りまくっていました。
ネットで調べては、もしかして何かの病気?障害?なんて思って落ち込んだりもしました。
1ヶ月後の発達チェック前日に突如歩き出す息子
1ヶ月後の発達チェックの日まであと1日しかないよ。
結局歩かなかった…。明日の発達チェックで歩かなかったら病院で検査するように言われてるんだよな…
なんて途方に暮れてぼーっとしていたら、目の前の光景に唖然。
何をしても頑なに歩こうとしなかった息子が急に一人で立ち上がり、スタスタ歩いておもちゃを取りに行っているではありませんか!
本当初めて歩いたとは思えないくらいスタスタと。
いきなり10歩くらい歩きました。

なんだよ、こんな流ちょうに歩けるなら早く歩いてくれよと。
やっぱり親がどんなに心配して焦りまくってても、子供自身がやる気になれば勝手にやるんだなと思いました。
こうして1歳7ヶ月で突如歩き出した長男は、ハイハイで全身筋肉を鍛えたおかげか、歩き始めてからほとんど転ぶことなく、お外でも結構長距離歩けるようになりました。
さらに、家の周りの急な坂の上り下りも自分でスピードを調節しながら上手に歩いてるもんだから、子どもってすごいなーと感心しました。
運動発達が遅いと運動神経悪いの?
いえいえ、そんなことはありません!
現在4歳の長男ですが、走るのが大好きで、保育園のかけっこではいつも一番です。
ただ、慎重な性格なのもあり、新しい公園へ行って初めてやる遊具なんかは、自分からはなかなかやろうとせず、しばらく人のやっているのをじーっと観察して、「自分もできそう!」と思えてからやり出します。
そのせいかあまり失敗することもなく、やり出したらすらすらーっとなんでも器用にこなしますよ!
歩き始めの早い、遅いは環境や性格的な部分が大きい!
歩き始めの早い、遅いは、もともと持っている身体能力の差も少しはあるかと思いますが、赤ちゃんの性格や環境によるものが大きいです。
怖がりな子や慎重な子は立ち上がったり、歩き出したりするのが遅い傾向にあります。
他にも体格が良くて、体や頭が重い赤ちゃんは歩き始めるのが遅いことがあります。
体重を支える筋力とバランス感覚を養うのに小柄な子より時間がかかるそうです。
また、環境面では上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいたり、早くから保育園に通い始めた子などは、身近なところに歩くお手本がいて多くの刺激を受けるため、早く歩き始めるケースが多いです。

中には病気や障害が隠れていることも!
歩き始めが遅い原因は、環境や性格などが影響することが多いとお話ししましたが、もちろん病気や障害が隠れていることもあります。
何かおかしいかも?と思ったら、早めに小児科医や保健センターなどで相談してみましょう。
筋緊張低下症
筋肉の緊張を調節する神経が未発達で、思うように体の動きをコントロールすることができない病気です。
筋肉がぐにゃぐにゃしていて柔らかく、お座りやつかまり立ち、歩行などの発達が遅れがちですが、遅くとも2歳頃には歩けるようになり、その後は筋肉が発達し、問題がなくなっていきます。
脳性麻痺
何らかの原因で出産前後に脳の一部に傷がついたための後遺症です。
脳性麻痺の多くは、運動神経の部分に傷がつくことが多く、運動機能である首が座る、ハイハイをする、手を握る、立つ、歩くなどの発達が遅れる場合やうまくいかない場合があります。
発達障害
発達障害児は、足を床や地面につけたがらない傾向があります。
- 指さしをしない
- 名前を呼んでも反応しない
- 他人に無関心
- 言葉の発達が遅い
- 頻繁に癇癪を起す
- こだわりが強い
- スムーズに手足を動かせず、ぎこちない
上記のような傾向のある場合は、小児科医や地域の保健センターなどで相談をしてみましょう。
知的障害
知的障害児は、発育が遅く、歩き始めが通常より遅い傾向にあります。
- 言葉の発達や運動機能の発達に遅れがある
- 意思疎通ができない
歩く練習のやり方
長男の歩く練習で行ったのは主に4つです。
- おもちゃをちょっと遠くに置いてみる
- 一緒にペンギン歩き
- 外で自然と触れ合う
- 手押し車を購入
おもちゃをちょっと遠くに置いてみる
伝い歩きをしているときに、興味のあるおもちゃを2、3歩手を離して歩かないと取れないような、ちょっと離れたところに置いてみるという練習をしました。
最初のうちは手を離して取ろうとちょっと頑張って足を踏み出そうとしていたのですが、途中から「無理しなくてもハイハイで移動すれば取れるじゃん!」と頭を使い、それからというものハイハイで来るように…。
一緒にペンギン歩き
親の両足の上に子どもの足を乗っけて、手を繋いでペンギンみたいに歩いたりしました。
「一緒に歩くの楽しいね、歩くとハイハイより違う景色が見えるよー」と声掛けしたりしました。
外で自然と触れ合う
歩けなくても外に連れ出して公園などで遊ぶようにしました。
外で走り回ってるお兄さんやお姉さんを見て影響されて歩き出すかなーと。
汚れてもいい服を着せ、膝が泥だらけになりながらハイハイをしようが怒りません。
歩けはしないけど、滑り台の階段を一生懸命上り、全身を使って運動していました。
また、手押し車にして歩く練習になるかなとパブリックカーを購入したら、むしろ乗って足でこぐのが上手になってしまって、それこそ歩く必要がないくらいに早く走れるように(笑)
たまに半強制的に後ろに捕まらせて歩くように促すのですが、5歩くらい進むと途中からなぜか立膝で歩いてるんです。
そっちのほうが大変じゃないの~?
って感じですよね。
実際に購入したのがコレ↑です。
4歳になった今でも遊んでくれてるのでいい買い物でした。
手押し車購入
家でも歩く練習ができるように、リビングの机をどかしてスペースを作り、手押し車を購入しました。
やっぱり家でもなぜか立膝。
実際に歩き出す2,3日前くらいからようやく普通に歩いて押してくれるようになりました。
こっちの家用の手押し車は、次男は割とすぐ歩き出しちゃったので、ほとんど使わず…。
まとめ
今お子さんが歩かずに悩んでるママさんに一番伝えたいことは、
周りと比べ過ぎない!
です。
周りと比べて遅いことに焦る気持ちは分かりますが、自分の子の昔に比べて出来たことに目を向け、この子の個性なんだな、そういう性格なんだなと大らかな気持ちで、もっと楽しんで育児してみてください。
意外と親の焦る気持ちや不安な気持ち、子どもに伝わっているものですよ。
親が心配しなくても、子どもはやる気になったら意外とあっさりやってしまうものなので、気長に見守りましょう。
一度歩き始めると、ほとんどハイハイをしなくなってしまって意外と寂しいものです。
今しか味わえない赤ちゃんぶりを楽しみましょう!
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