うちの子もしかして発達障害?チェックポイントと親ができること

周りの子に比べて発達遅いんだけど、もしかして発達障害なのかな?
うちの子、ちょっと変わってるかも?
癇癪がひどくて育てにくい…

上記のように、子どもの発達について心配しているお母さんも多いのではないでしょうか?

そこで、今回は発達障害の概要やチェックリスト、親にできることなどについて紹介していきます。

発達障害とは

発達障害とは、生まれつき脳に何らかの機能障害があり、発達に偏りが見られることをいいます。

発達障害になる要因やそのメカニズムなどは未だにきちんとは解明されていません。

今現在では15人に1人が何らかの発達障害を持っているとされています。

幼児期から発達障害と思われる症状が現れることが多く、コミュニケーションを取ることができなかったり、落ち着きがなかったり、文字が読めなかったりと、人によって症状は様々です。

外見からは障害を持っているのかが分かりにくいために、周囲から「落ち着きがない子」、「困った子」、「育て方が悪いんじゃないの?」などと誤解されることも少なくありません。

発達障害は、症状から自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の大きく3つに分類されます。
中には複数の発達障害を抱える子もいます。

では、それぞれの障害やその対応方法について詳しく見ていきましょう。

発達障害の種類

自閉スペクトラム症(ASD)

チェックポイント

  • コミュニケーションが苦手
  • こだわりが強い
  • 視線が合わせられない
  • 周りの子供に興味を持たない
  • 言葉の発達の遅延や偏り
  • オウム返しをする
  • 感覚過敏

自閉スペクトラム症の子は、対人関係が難しかったり、特定の物事へのこだわりが強かったり、パターン化された行動が好きだったりする特徴があります。

人の表情や場の空気を読むのが苦手なために、ストレートに表現をして周りから冷ややかな目で見られてしまうこともあります。

そのため集団になじめなかったり、臨機応変に対応するのが難しいです。

また、光や音、味、触り心地などに過敏だったり、逆に鈍感な子もいたりします。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

チェックポイント

  • 集中力がない
  • 落ち着きがない
  • 思いつくと行動してしまう
  • 忘れ物が多い

上記のような症状が現れます。

ただし、それぞれの症状の強弱は人によって様々です。

注意欠如」の特徴が強い子は、集中力が続かなかったり、忘れ物が多かったりします。

多動性」の特徴が強い子は、常に動いていないと落ち着かないため、授業中に歩き回ったり、手や体をもじもじ動かし続けてしまったりします。

衝動性」の特徴が強い子は、興味のあるものを見つけると興奮しやすく、突発的な行動をしてしまうことがあります。

思い通りにならないと手が出てしまうこともあります。

衝動的な行動が多く、親としては参ってしまう部分も多々ありますが、「行動力や好奇心が先に育ち、自分をコントロールする力は遅れて育ってくる」というのを心の中に留めておきましょう。

そうすることで、心にゆとりができ、気長に見守ることができるようになります。

また、叱られたり、注意されると自信を失いやすい傾向にあるので、肯定的に物事を伝える必要があります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、1つの特徴だけ現れる子もいれば、複数の特徴が強く表れる子もいます。

限局性学習障害(LD)

チェックポイント

  • 読み書きが苦手
  • 計算が苦手
  • そのほかの知能の遅れはない

識字障害、書字障害、算数障害など、人によって症状の出方は様々です。

本格的な学習をし始める小学生までは判断がしづらく、気づきにくいです。

目安としては、平均よりも学習速度が1~2学年ほど遅れるのが一般的です。

LDの子は、「怠けている」、「頭が悪い」とよく誤解されやすいです。

それにより、自己肯定感が低下し、自分はダメな子なんだと思ってしまうことも多々あります。

 

ここまで紹介した3つの発達障害は、相互に重なりあって発症することも多く、その現れ方の強弱も子どもによって様々です。

そのため、一人一人の特性に合った支援が必要になります。

発達障害を持った子供の親ができること

まずは専門家に相談し、早期に療育を開始する

早期療育のメリット
  • 自己肯定感の低下を防ぐ
  • 集団生活に慣らす
  • 子どもの特性を学べる
  • 発達障害を持った子供との関わり方が分かる
  • 不安や心配事を共有できる

障害があるともちろん周りの大人も困りますが、一番困っているのは子ども自身です。

特性によって苦手を抱えている子どもたちは、「できない」を積み重ね、周りからも理解されず、自己肯定感が下がりがちに!

自己肯定感が下がり続けると、引きこもりやうつ病などの二次障害に繋がりかねません。

そこで、早期に療育を始めることで、子どもに合わせた支援を行い、「できた!」、「楽しい!」を増やすことで自己肯定感の低下を防ぎ、自立への一歩になります。

療育を行っていく中で徐々に集団生活にも適応していくことができ、中高生になるころには障害がほとんど気にならなくなる子も出てきます。

逆に、親が障害を受け入れることができず、早期に療育を受けてこなかった子は、集団生活に入った後に落ち着きがなくなったり、問題行動を起こしたりなど、さらに症状が悪化したといった事例も多数あります。

また、専門家に相談することで、子どもの障害の特性や関わり方についても教えてもらうことができます。

他にも、同じような障害を持った子供のお母さん同士で情報交換などもできるので、親にとっても、子どもにとっても早期の療育は重要です。

子どもを理解し認めてあげる

「この子は○○が苦手なんだな」

「困った行動をするときはこの子なりのこだわりがあるのかも」

など、子どもの特性を理解する努力をしましょう。

本人の立場になって考えることで、おのずと自分が子どもにどう接していけばよいのかが見えてきます。

また、子供の「得意」や「好きなこと」を見つけて、それをとことんやらせてあげましょう。

先述しましたが、障害のある子どもは自己肯定感が下がる傾向にあるので、子どもの「得意」を見つけたら、意識的に褒めてあげるようにしましょう。

そうすることで、自分に自信を持つことができ、自ら物事に取り組んでみようという意欲に繋がります。

肯定的な言葉をかけよう

障害の特性上、苦手が多かったりすると、何事にも無気力になって、「どうせまた自分はできないんだ」などと落ち込んだり、回避的・否定的になります。

自己肯定感が低下している場合は、本人が失敗したことを責めたり、注意したりしてしまうと、より本人を追い詰めてしまいます。

ですので、注意をするときは…

○○はよくできているね。こっちもうまくやれるようにするためには△△してみるといいよ!

上記のように、できないことを叱るのではなく、どうすればできるようになるかを肯定的かつ具体的に教えてあげるとよいでしょう。

子どもの前では意識して笑顔でいよう

親の不安や焦りなどのマイナス感情は、隠せているつもりでも意外と子供たちに伝わるものです。

ASDなどの障害を持った子たちは、特に敏感に察知します。

それが原因で子どもたちに落ち着きがなくなったり、情緒が不安定になることも!

ですので、普段からいいことに目を向ける習慣を作り、小さな喜びを見つけられるようになるといいかもしれませんね。

それでもマイナス思考に陥りそうな場合は、意識して口角を上げ、笑顔でいられるようにしましょう。

子どもは、パパやママの笑顔を見ると、「自分はここにいていいんだ」と安心するものです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は…

  • 発達障害の種類
  • チェックポイント
  • 親のできること

を紹介しました。

チェックポイントに当てはまったからといって、発達障害だ…と落ち込むことはありません。

昔と比べて現在は、発達障害に対しての理解や支援が少しずつ進んできているため、お母さん一人で悩む必要はありません。

まずは、保健センター、児童相談所、発達障害者支援センターで相談してみるとよいでしょう。

必要に応じて医療機関や福祉サービス、療育を行う施設など様々な情報を提供してもらえます。

なるべく早い段階で相談をし、早期療育を始めることで、少しでも子どもの不自由さを解消していけるとよいですね。

 

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