今年も正月が終り、もうすぐ「鬼は~外!福は~うち!」の時期がやってきますね。
2021年は節分が2月3日ではなく、2月2日だそうです。
間違えないようにご注意を!
なぜ2月2日なのかは後程ご紹介します。
子どもたちとより節分を楽しむために、絵本を使って親子で一緒に節分の由来について楽しく学んでみませんか?
今回は、節分について楽しく学べて、豆まきするのが待ち遠しくなるような絵本を7冊選びました!
Contents
節分とは?
子どもたちに「節分って何?」、「なんで豆を投げるの?」なんて聞かれてドキっとしたことありませんか?
急に聞かれても大丈夫なように、まずは節分について簡単にお話していきますね。
「由来なんてどうでもいいから、早くおすすめの絵本を知りたい」という方は、目次から飛んでくださいね。
節分の由来
節分は、「季節を分ける」という意味をあらわしている言葉です。
現在は節分といったら2月3日ですが、もともとは「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日のことを「節分」と呼んでいました。
なぜ2月3日だけが節分として残っているのかというと、春の訪れである「立春」は、昔の日本では1年の始まりとされていて、特に大事にされていたためです。
2021年はなんで節分が2月2日?
毎年大体2月3日が節分の日となっていますが、2021年は節分が2月2日です。
それは一体なぜなのでしょうか?
⇒先ほどもお話したように、立春の前日が節分とされているため、立春の日がずれると節分の日もズレます。
立春の日がズレる理由としては、うるう年と同じような感覚です。
地球が太陽の周りを1周するのに365日と6時間かかるそうですが、そのズレを調節するためにうるう年があります。
地球が立春の位置を通過するのを時間単位で見るとわずかに日にちが前後することがあります。
2月2日が節分となるのは、明治30年以来のなんと124年ぶりです。
ちなみに昭和59年も節分の日がズレて2月4日だったそうです。
そこから数えても37年ぶり!
節分が2月3日じゃないのは、レアなんですね。
なんで節分に豆を投げるの?
節分には、「鬼は~外、福は~内」と豆を投げるというのが通例ですが、なぜ豆を投げるか皆さんご存じですか?
昔から豆には「悪いものを追い払う力がある」とされてきました。
魔を滅する=魔滅(まめ)からきているそうです。
そういうことで、節分には「豆を投げて悪いものを追い払い、新年に幸運が訪れるように願う」という習慣が古くからあります。
また、豆まきで使用した豆を歳の数だけ食べるのは、「福を体に取り入れて、無病息災でいられますように」という願いが込められているそうです。
なんで節分に恵方巻を食べるの?
恵方巻は、幕末幕末から明治初期に大阪船場の商人の商売繁盛、無病息災、家内安全を願って食べられていたそうです。
ですので、恵方巻は関西では馴染み深い食べ物ですが、関東では恵方巻の習慣はほとんどなく、コンビニなどの販促により最近流行り始めました。

節分に読みたい絵本7選
お待たせしました。
由来についてここまで長々とお話してきましたが、ここからは本題の節分に読みたいオススメ絵本を紹介していきます!
まめのかぞえうた
1歳頃から
ひとーつ、まめひとつあったとさ。はたけにうめて、つちのなか。
ふたーつ、ふたごのはっぱのあかちゃん、げんきよくでてきたよ。豆の木がぐんぐん成長してできた豆を、福が来るよう元気良く食べる、楽しいかぞえうた絵本。
数え歌なので、節をつけて歌いながら読むのに楽しい絵本です。
読む人によって歌の雰囲気がガラリと変わるので、パパとママで交代で読むと面白いかもしれません。
数字だけでなく豆の成長についても知ることができるので、低年齢児の節分の導入に最適です。
おにのパンツ
0歳頃から
おにがパンツをはいたらね…たのしいうたがはじまるよ!
おにのパンツはいいパンツつよいぞつよいぞ…
さあ、おにたちといっしょにげんきにうたっておどっちゃおう!
あの子供たちに人気の歌「おに~のパンツはいいパンツ~つよいぞ~」の絵本です。
曲に合わせて可愛らしい絵で描かれているので、赤ちゃんに歌いながら読んであげても◎
ひさかたチャイルドシリーズの絵本は、『鬼のパンツ』以外にも『おもちゃのチャチャチャ』や『おべんとうばこのうた』などの人気の歌が絵本になっているので、絵本が苦手な子にもおすすめです。
おにはうち!
3歳頃から
幼稚園によくやってくる男の子。「ぼく、おなまえは?」「…にお」。
ところが、みんなが野球のあと、節分の豆まきをやろうとしたところ「にお」君はとつぜん逃げ出して…。
一緒に遊びたいだけの「にお君」が豆まきが始まってなかなか自分が鬼だと言い出せません。
鬼だと気づいた園長先生の粋な計らいで、それを園児たちにさりげなく伝え、「いいおにはうち!」の掛け声とともにやる豆まきがとっても素敵でした。
「生まれや育ち、外見だけで判断しちゃいけない」という大事なことをそっと教えてくれるお話です。
だれのパンツ?
4歳頃~
あたまのうえに落ちてきたのは…もちぬしに届けようと団地にはいったら、住んでいたのは、カメレオンにおばけに…ヘンなところに迷いこんじゃった!
空から降ってきたヒョウ柄のパンツを届けるために団地の中を冒険することになった男の子。
絵の中にお話の続きのヒントが隠されていて、主人公の男の子一緒になぞ解きをしている気分になります。
奇想天外な展開と迫力のある絵が魅力的です!
せつぶんのひのおにいっか
3歳頃から
おにファミリーに、悲劇の日がやってくる!?ふだんはのんきにくらしている、おにお父さん、おにお母さん、子おにの3人。
でも、きょうは節分。
どうする、どうなる、おに一家。親子で楽しむ、季節と行事のよみきかせ絵本。
「鬼は外、福は内」というからには、鬼は普段から家の中にいるのでは?という発想から生まれた作品です。
人間には見えないけど鬼はいつも一緒に暮らしています。
ただ、年に1回節分の日だけは家を追い出されて大変な目に遭う…というユニークなお話。
絵も可愛くて子供たちに大人気!
ないた赤おに
4歳頃から
村人となかよくしたい赤おにと、そのねがいをかなえてやろうと、自分が悪者になる青おに。
おに同士の友情を感動的に描きます。
『泣いた赤おに』は昔からの名作です。
読んだことある人も多いのではないでしょうか?
人間と仲良くしたい赤鬼のために、青鬼が「自分が悪役をやるからそれをやっつけるフリをすればいい」とアドバイス。
その助言通りにして人間と仲良くなった赤鬼でしたが、青鬼は赤鬼と人間たちとの仲を邪魔しないようにと旅立ってしまいます。
青鬼の友達想いの優しさに読み聞かせるたび泣きそうになってしまいます。
子どもよりも大人がハマってしまうかも?
おばあちゃんのえほうまき
4歳頃から
きょうはせつぶんです。おばあちゃんときりちゃんは、えほうまきをつくります。
えほうまきは、せつぶんのひにたべるふとまきずし。ななつのぐをいれると、えんぎが、いいんだって。かぞくそろって、ねがいをこめて、「いただきまーす!」。
食文化を伝える絵本、恵方巻きのレシピ付き。
節分の風習や恵方巻について分かりやすくおばあちゃんがお話してくれる絵本です。
節分について親子で「へぇ~、なるほど~」と学べる絵本になっています。
絵が版画なのも味わい深くていいですよね。
まとめ
今回は、節分の由来や節分に読みたいおすすめな絵本について紹介しました。
いかがでしたか?
- まめのかぞえうた
- おにのパンツ
- おにはうち!
- だれのパンツ?
- せつぶんのひのおにいっか
- 泣いた赤おに
- おばあちゃんのえほうまき
どれか1冊でも「読んでみたい!」と思える本が見つかったなら幸いです。
節分に関する絵本を読むことで、豆まきや恵方巻を食べるのがより楽しくなることでしょう。
親子で季節の行事を満喫してみてはいかがでしょうか?
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